Thu 03/20, 2003

戦争反対 [Misc. ]

各報道機関がアメリカがイラクに対して軍事行動を開始したことを伝えている。イラクにも問題はあろうが、これが国連決議を無視したアメリカ合衆国の暴挙であることは私が言うまでも無い。国際平和を唱えてはいるものの、経済と宗教的な目的が主に感じられる。経済も宗教も人々を幸福にするのが役割な筈なのに、同時に最大の戦争の理由にもなっている。人々というのは「全ての人々」ではない。先進国(嫌な言葉だ)の豊かさは少なからず発展途上国(これまた嫌な言葉だ)の犠牲の上に成り立っている。持てるものこそ謙虚になるべきだ。

「広告批評」誌のコラム「ああでもなくこうでもなく No.69」で、橋本治氏は「アメリカ合衆国は世界の王室=独裁者」と表現し、それらはともに消滅する運命にあると喝破している。アメリカ合衆国という特別な存在がなくとも世界はきっと結構うまくゆくに違いない、と。

日本はアメリカの行動に対する賛否を保留して欲しかった。簡単に白黒決着が付かないものなら無理に決めなくたっていい。世界から合衆国の属国と見られるくらいなら優柔不断な情けない奴と思われたほうがマシかも知れない。平和ボケのほうが戦争馬鹿よりいい。合衆国は戦争を短期で終わらせたいらしいが、仮にそうなってもそれは表面的なものになるだろう。

Posted by masato at 08:24 PM
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