Mon 03/08, 2004

私の恥ずかしいxx見せます [Misc. ]

CT.jpg半年前の健康診断の結果がようやく届いた。CT スキャン画像のおまけ付。こんなものを素人が貰ってもどうしようもないが、取り敢えず受け売りを。写真の断面像は肋骨の下縁辺りを足の側から見たもの。つまり写真での左側が体の右側になる。白く見えるのは背骨と肋骨、筋肉と皮膚の間の黒い部分が皮下脂肪。弛んでいるとか言わないように。左側に見える大きな臓器は肝臓、右下が「大きいかな」と言われた脾臓。脾臓は成人にはあまり必要のない臓器らしい。人気テレビドラマの ER 緊急救命室では「脾臓摘出」てのが決り文句になっていたとか、いないとか。

今日は私の腹の中までさらけ出してしまった。腹の中と言えば10年程前に盲腸を拗らせて腹膜炎で入院したことがある。仙台で勤務していたときのことだ。10月の連休に二輪車で岩手は平泉方面をツーリングしての帰宅後に猛烈に腹が痛くなって休日診療所(現在のものとは違っていたと思う)に駆け込んだのだが、胃炎だろうと言われて帰された。翌日も休日だったのでもう一度行っても同じ。翌々日は会社を欠勤して寝込んでいたが、流石に耐え切れずアパートの近くにある大きな総合病院に転がり込んだ。受付時間を終了したと言われたところを、頼み込んで受けて貰ったはいいが待合室内で悶絶。見かねた回りの患者が医師を呼んでくれてようやく診察を受けることができた。ここですぐに盲腸、腹膜炎と診断され、緊急手術が必要となった。医師が院内のあちこちに電話をして手術の手配をするも麻酔科の医師がいないとかで、別の病院に救急車で搬送された。搬送された先では、まずレントゲンやら何やらの検査が行なわれ、いよいよ手術となるのだが、その前に承諾書に記入やら家族への連絡やらで時間を食う。こちらはほとんど気を失いかけていて何でもいいから早くしてくれという状況。

麻酔が打たれ手術が始まった。最初はほとんど意識が無かったが、痛みの中で医師たちの声が聞こえてくる。痛いかと聞かれても朦朧とした中でうなづくしかない。内臓を引っ張り出しているから痛いのだと説明されてもどうしようもない。執刀医師なのか臭いだの、スプラッタだな、などと言う声がぼんやりと聞こえてくる。その時の私は文字通り腸(はらわた)の腐りきった奴だったのだ。そして次に目覚めた時には集中治療室内で点滴されていた。最初の排尿は看護士に尿道カテーテルを入れられた。これは物凄く痛い筈なのだが、まだほとんど感覚が無い。次からは自分でトイレに行くように指示された。夜中に目を覚まして、痛みを堪え点滴のスタンドを引きずって部屋を出た。これがその後一ヶ月に渡る入院生活の始まりだ。

そんな事があって、退院後はそれまでよりも刹那的で多少は図太くなったかもしれない。とりあえずストレスで胃が痛むと言うことは無くなった。

Posted by masato at 07:52 PM
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