Sat 09/30, 2006

アラーキーな写真人生 [Camera and Photograph ]

ararchy
札幌大学で行なわれている公開講座、今回は天才アラーキーこと写真家の荒木経惟氏を講師に「アラーキーな写真人生」と題して開催された。会場は満員だ。私の世代だと11PMとか写真時代と言ったエロ方面の印象が強い荒木氏、今日のTシャツには「淫」の字が書かれている。今日の話は先頃出版された、デビュー以来の活動の集大成的な写真集「ARAKI by ARAKI」のページをスライドで投影しながら当時の思い出や考えを語るもので、氏の著作を読んでいれば御馴染みとも言えるが、やはり話が上手い。

締めは「アラキネマ」で "erika" と題された(違ったかも)裸婦のダンスと、「色淫女」。前者はモノクロームで渋く仕上げ、後者はペインティングとコラージュを駆使したエロ写真と対照的。当人も意識してやっているのだろうが、氏の作品にはあからさまなエロとかコラージュやペイントを使ってわざと汚く見せるような露悪的な傾向がある。私は「綺麗な」もののほうが好みなのなのだが、それでも惹かれてしまうのは「きれいはきたない、きたないはきれい」あるいは「生(性)と死」が永遠のテーマだからだろうか。ほうら、貴方も写真を撮りたくなってきたでしょう。

Posted by masato at 06:56 PM
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