Thu 11/29, 2007
速写ケース

SL-35Eその昔、カメラはこのようなケースに入れて使うのが普通であった。前部カバーを取り外す、あるいは開けるだけで撮影可能な状態になるために「速写ケース」と呼ばれる。何時の頃からか、あまり見られなくなってしまったが、このケースにはカメラ保護の他にも重要な機能があるのだ。古いカメラではモルトプレーンと呼ばれる遮光用のスポンジが劣化して、装填したフィルムが感光してしまうことがままある。で、こうした速射ケースに入れておけば多少の光線漏れは大丈夫。なんて事ではいけない。カメラはきちんとメンテナンスしよう。

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Thu 10/25, 2007
RAINBOW 7

久し振りに写真雑誌を購入してみた。それも定番のアサカメ、ポンカメなどではなく、これまでは書店でちらっと立ち読みくらいしかした事のない Phat Photo。なんと言うか、カメラ親爺向けではなくて、トイカメラも楽しむワカモノ向けらしい。それにしては田中長徳の連載があったりもする。「女子ライカ部」ですって。やっぱりライカネタですか。

それはさておき、今11-12月号には RAINBOW 7 なるカラーネガフィルムが付録となっている。先日、ちらっと触れた PARADE 100 の tokyo-gratzy との共同プロデュース品らしい。通常のネガカラープリントでは自動補正がかかるから、独特のヘンな発色を楽しむにはそれ(自動補正)をしないように注文しなければならない。ヨドバシカメラでは RAINBOW 7 の DPE 処理を受け付けない旨、表示があった。

Fri 10/05, 2007
PARADE 100

昨夜、北18条のカメラ店「Paradice」を覗いたら見慣れないフィルムが置いてあった。これが PARADE 100 で、「予想できないユニークな色味を楽しむトイフィルム」なんだそうだ。通販以外で購入できる場所はまだほとんど無いらしい。試しに1本とも思ったが、家には有効期限切れのフィルムがたくさん転がっているから、取り敢えず見送り。

Fri 12/15, 2006
FujiFilm KLASSE W

Klasse-w.jpg
昨日、カメラ量販店を覗いたら FujiFilm の新製品 KLASSE W がショーケースにあった。1:2.8 f=28mm 短焦点レンズ搭載の 35mm コンパクトカメラで、すでに製造が終了している KLASSE の姉妹機になる。先代とはレンズの焦点距離が違う他、より高級感が出ている。旧 KLASSE は愛用機なのだが、この新製品も非常に魅力的だ。

Sat 09/30, 2006
アラーキーな写真人生

ararchy
札幌大学で行なわれている公開講座、今回は天才アラーキーこと写真家の荒木経惟氏を講師に「アラーキーな写真人生」と題して開催された。会場は満員だ。私の世代だと11PMとか写真時代と言ったエロ方面の印象が強い荒木氏、今日のTシャツには「淫」の字が書かれている。今日の話は先頃出版された、デビュー以来の活動の集大成的な写真集「ARAKI by ARAKI」のページをスライドで投影しながら当時の思い出や考えを語るもので、氏の著作を読んでいれば御馴染みとも言えるが、やはり話が上手い。

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Tue 06/20, 2006
LUMIX DMC-L1

噂されていた松下電器産業初のレンズ交換式デジ一眼「DMC-L1」が遂に発表なるようだ。正式発表を前に同社デジタルカメラのページで予告発表されている。ボディ仕様はフォーサーズシステム準拠でOLYMPUS E-330とほぼ同等となっている。目玉は LEICALAICA ブランドの光学式手ブレ補正機能搭載ズームレンズか。Sony が Zeiss なら、松下は LEICALAICA という訳か。なんとなく E-330 ユーザが喜びそうな気もするが、それはともかく、これでフォーサーズシステムがシェアを伸ばすに違いない。CANON、NIKON に独占されていると言ってもいいプロユースには食い込めるのだろうか。

Tue 06/06, 2006
Sony α

今年始めにレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ関連事業をコニカミノルタから取得したソニーから、初の製品となる α-100 の発売について発表があった[Sony のプレスリリース]。フィルムカメラのαは終焉となったが、従来の α マウントの交換レンズはこの新しいデジタルカメラで使用できる。交換レンズも新しいラインアップとなり、更にカールツァイスブランドのレンズも登場する。これらのレンズを α のフィルムカメラで使いたいと言うユーザも居るに違いない。

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Tue 05/30, 2006
使用説明書

カメラメーカーの Web サイトで製品のプロモーションをおこなうのは今や当たり前だが、古い製品のサポートに各メーカーの姿勢の違いが垣間見えて面白い。で、フィルムカメラのマニュアル(取り扱い説明書)を探してみた。

KONICA MINOLTA
α-807si 以降の MINOLTA αシリーズ一眼レフ 10 機種、MF 機は無い。KONICA の一眼レフは AUTO S から FT-1 までの 6 機種。T4 や FS-1 は無い。
PENTAX
デジタルからコンパクトまで幅広く掲載されている。MF 一眼レフは先頃まで現役だった LX とスクリューマウントの SP のみ。ペンタックスカメラ博物館のサイトではあまり詳しいカメラの説明はない。
NIKON
ほとんどデジタルばかりだが、F6、F5、FM3A もちゃんと入っている。
CANON
EOS-1v のカタログはあってもマニュアルはない。古い MF 機はキヤノンカメラミュージアムのほうに網羅されているが、こちらにもマニュアルは無い。デジタルはEOS DIGITALIXY DIGITAL、PowerShot と揃っている。
FUJI FILM
最近の機種と FinePix 以降くらいからのデジタル。

Fri 05/26, 2006
そしてキヤノンも

今年になってニコンコニカミノルタからフィルムカメラからの事実上の撤退とも取れる発表があったが、ついにキヤノンもという報道[ITMediaYahoo! ニュース]があった。プロフェッショナルユースのデジタル化が予想以上に早く進んだと言うことか。

Sat 05/20, 2006
魚眼マニア

F1 with PELENG
当サイトで MovableType を導入する前にこんなタイトルで記事を書いた(Photograph on the web)。ベラルーシ製の円周魚眼レンズ MC PELENG の紹介をしているのだけど、最近になってある方からメールをいただいた。

このレンズは焦点距離 8mm の円周魚眼でフィルムに記録される像は少しばかり欠けた円になる。イメージサークルがシャッター開口部の短辺の長さ 24mm を若干超えるのだろう。一般に写真レンズのイメージサークルは大きいほうが良しとされるが、この円周魚眼レンズに限ってはフィルム面に収まっていたほうがいいかもしれない。私は個人輸入で購入したが、現在国内で販売している笠井トレーディング製品紹介によると「注:視野率100%のカメラ以外ではファインダー内の像は上下が若干欠けて見えますが、フィルム上での欠けは発生しません」とされている。彼の国のことだから個体差も大きいのかもしれない。で、このメールをくれた方はカメラのシャッター開口部を削って広げる改造をされたそうだ。カメラによってはフィルムガイドレールを削ることにもなりかねないので注意が必要だ。私はさすがにそこまでは踏み切れない。

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[2006]
03/12 Rollei SL35E
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12/21 NATURA CLASSICA
09/23 film & image
02/19 Micro-Tools
[2004]
11/30 難しい機械
[2003]
12/14 EOS Kiss
07/05 双眼鏡
01/14 厳冬の朝