02/ 2, 2004

杉本喜代志 Trio at Espresso Bar [Live and Event ]

昨年末からライブ三昧ですが、今夜は宮越屋コーヒー・エスプレッソバーにて杉本喜代志 Trio でした。メンバーは杉本さんのギターに Aquapit でお馴染みオルガンの金子雄太に札幌の館山健二ドラムスです。エスプレッソバーには初めて足を踏み入れましたが、地下にあんなスペースがあるとは知りませんでした。開場時刻の 19:00 丁度位に入ったのですけれど、オルガンの演奏が良く見えそうな二階の席は埋まっていたため、ステージ真正面の席に座りました。ドラムにマイクがセットされていなかったので、音響バランスはあまり気にしないで良いだろうと踏んだ訳です。

前半立ち上がりは、ギターのチューニングが微妙にずれているし、杉本さんのノリが今ひとつ悪い感じ。チューニングは途中で調整しましたけれども、先行き不安なまま前半終了。でもハモンドオルガンはとても気持ち良いです。「貸して貰った」と言ってましたから、恐らくメーカー(鈴木楽器)からのレンタルでしょう。本体はおそらく New B-3で、レスリー・スピーカーはビンテージだと思います。メカニックらしき人が付いていました。金子さんのプレイは Aquapit を始め、ポップス的な演奏しか聴いたことがありませんでしたが、今夜はストレートなジャズです。Jimmy Smith の "off the top" の雰囲気に近いと思います。

後半のセッションはオルガンとドラムのデュオでスタート。オルガンでのベースは主に左手で、左足はソロの時くらいでした。杉本さんが出てこないまま二曲目も終わって更に不安が募りましたが、その後の演奏で払拭されました。アルコール燃料が良い具合に回ってきたのでしょうか。杉本さんのギターはその音使いとタイミングに独特のものがあると思うのですけれど、前半はそれがなんだかマイナスに働いているような気がしました。ここに来てようやく本領発揮という感じです。昔レコードで聴いた日野皓正の渡米直前の "Live in Concert" での演奏が思い起こされました。

話はちょいと戻りましてオルガンでのベースの話。ベースの役割を担うのは左手だったり左足だったりする訳で音色はもわんとぼやけているし、とても地味でありながら妙に味わい深いものがあります。もちろん中には両足を駆使して超絶技巧を見せるオルガン弾きの方もいらっしゃるのですけど、それはさて置きましょう。で、ベーシストが同じこと演ったら、などと、ふと思いまして。一般的にはあまり受けなさそうな「地味なベース」愛好家のワタシとしてはもっと研究したいと思います。演りようによっては共演者に張り倒されるかも知れませんが、少ない音数でグルーブ感を出すと言うのはとても興味深い課題なのです。

Posted by masato at 11:39 PM
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コメント

ご無沙汰しております。Shin@CEPSです。
先日はタイソウ貴重なCDを頂きまして、本当にありがとうございます。

あのCD、ずーーーーーーーーーーーっと欲しかったのです(笑)

あの日以来、家でも車でもあのCDはヘビーローテーション(笑)

実は、宮越屋でのライブで、この御三人方を見に行ったとき、ギタリストの籠嶋学君とオルガン+ギター+ドラムスで新しいバンドやってみようかということになりまして、現在手ベース猛特訓中でございます。

いつ実現するかは未定ですが、札幌のアクアピットになれるよう頑張る所存でございます。

あ!来週水曜日はビニーズセッションデーですよ(笑)

Posted by: Shin@CEPS at 02/12, 2004 11:35 AM

Shinさん、毎度コメントありがとうございます。J.Smithのほうは如何ざんしょ。

来週のセッション日には友人も引っ張って行けるよう画策中です。

Posted by: masato at 02/12, 2004 06:39 PM
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