Sun 04/06, 2003

熊坂研究会network styly * [Computer and Networking ]

ここでも度々採り上げている「熊坂研究会network styly *」であるが、この度、慶應義塾大学 SFC CLIP に掲載された記事を読んで、その雰囲気を感じてみた。

この記事の中に、

熊坂先生が仕切り役をした1999年のOpen Research Forumの講演会で、先生方が話している舞台の横に、聞き手である生徒たちが書き込んだ文字が表示されるというシステムが導入されて、外野がヤンヤヤンヤ言っているのが見えるという状況が意外と好評だった

と書かれていて、アニメーション、攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第9話「ネットの闇に棲む男 CHAT! CHAT! CHAT!」のシーンが浮かんだ。数人の対談の背後に傍観者のチャットのテキストが流れていて、なかなか興味深かった。それと同じことを 1999 年の時点で行なっていた訳だ。似たようなことはテレビの対談番組などでも見ることができるし、取り立てて画期的なこととは言えないかも知れないが、普段の研究会で活用しているというのが面白い。

Web ベースの blog や Wiki などは、企業内の仕事においても情報共有ツールとして非常に有用だ。一方、メールは速報性はあるものの情報共有ツールとしては弱い。実際、業務連絡がメールだけで行なわれる結果、その情報が公開されないままになってしまう、ということも以前より多くなったような気がする。また、情報やノウハウを積極的に公開したくないという向きも少なからず存在するが、何事もギブ(与える)があってからこそのテイク(受け取る)なのだと思う。

Posted by masato at 12:45 AM
コメント

どうも、network styly *のscmrです。

攻殻機動隊のそれ、面白そうですね、まだ観てないんで観てみようっと。 ちなみにオープンリサーチフォーラム
(http://www.sfc.keio.ac.jp/ORF99/
↑ここにあるreal動画はもう観れないのですが、)でおこなわれたチャットツッコミシステムというのは、教授陣の座談会がおこなわれた講堂のちょうど両サイドに、ドドーンとプロジェクトされるというもので、なかなかのインパクトでした。当時大学に入ったばかりの自分は、「おおーすげーこれがITマジックかあ!」などと興奮したものでした

このシステムの意外な利点として、ふつうだったらツマンなくて眠くなりそうな先生方のトーク(失礼)にも、ツッコミどころを探そうとして、逆に集中して講演に耳を傾けるようになるという点がありました。(もちろん、あまりネタ方向に傾きすぎると、本質を聞き取るのをジャマしかねないという側面もありますが。)一方当の壇上の先生方は、なにをツッコまれるかけっこう気になってしまっているようでしたが(笑)

似たようなことを、学会発表の場でやっているWISS(日本ソフトウェア科学会の「インタラクティブシステムとソフトウェア研究会」のワークショップ)というところがあるそうです(zdnetでの紹介記事http://www.zdnet.co.jp/news/0212/17/nj00_wiss_00main_2.html
  )。
実際に見たことはないのですが、かなり面白そうな感じです。

講演なり学会なり、さらにいろいろな場面に応用がきくんじゃないか、と思ったりしてます。

Posted by: scmr at 04/06, 2003 03:43 AM
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