Sat 06/21, 2003

週末東京観光 [Misc. ]

金曜日からの東京出張が泊まりになってしまい、それならということで都内観光をする。コンフェデレーションカップ・サッカー、日本代表対フランス戦も、札幌ドームでのコンサドーレ対ヴァンフォーレの試合も見られなかったが、まあ仕方ない。梅雨の中休みとかで雨に当たらなくて助かったものの、今年一番の暑さで北海道人には堪らない。大体が、あの暑さと湿気に耐え切れずにUターン転職した軟弱者なのだ。コースは上野は東京国立博物館から秋葉原電気街。

鳥獣戯画JR上野公園口を降りて目指すは東京国立博物館。現在の目玉は「特別展・鎌倉ー禅の源流」なのだけれど、それは後にしてまずは法隆寺宝物館に足を向ける。法隆寺宝物展は8年ほど前に仙台で見て以来だ。池の間の経を通って館内に入る。薄暗い照明の中、一階には飛鳥時代の仏像が沢山陳列されている。30cm くらいの菩薩像が多数、個別のガラスケースに入れられていて、前後左右から鑑賞できる。数体、細身で流麗な姿の像が目を引いた。また、「摩耶夫人及び天人像(まやぶにんおよびてんにんぞう)」が小品ながら逸品。

特別展・鎌倉ー禅の源流」はタイトルの通り、鎌倉時代の仏教美術や書を中心に展示されている。特別展だけあって多くの人が来館している。彫刻はより写実的で力強い表現となっていて、飛鳥時代の流麗な姿との違いを感じる。牧谿の画に注目。ちょっと面白いことに気が付いたのは、高僧の肖像画や彫刻で椅子に座っているものがあるのだが、足元に靴が置かれているものの、御当人の足が無い。案内で訪ねてみたところ、これは椅子上で結伽趺坐しているということだ。鎌倉は日蓮聖人縁(ゆかり)の寺院、つまり臨済宗の寺院が多い。只管打坐は曹洞宗。臨済宗は「作麼生(そもさん)」、「説破(せっぱ)」の一休さんだ。

これでもう昼を回っている。昼食には園内の上野精養軒でハヤシライスをいただく。この博物館をざっと一回りするだけでも一日がすぐに終わってしまいそうだ。上野公園内には他に動物園をはじめ、科学博物館、西洋美術館など多数の施設がある。名残惜しいが、ミュージアムショップで鳥獣戯画の絵葉書などを購入して上野をあとにする。

やはりたまには秋葉原チェックは欠かせない。コンピュータ関係の店を冷やかして回るが、アニメやフィギュアの店が増えていてどうにも居心地がよろしくない。一時は結構あった楽器、音響関係はすっかり影を潜めている。禁煙条例のためか、歩行喫煙者は減ってはいるものの居なくなったわけではない。おのぼりさんは条例を知らないのかな。

それはともかくとして、目的のひとつであった東プレ Realforce 101 の現物の感触を確かめる。指に吸い付くようなキートップの感触とあくまで滑らかなストロークは噂に違わぬ逸品だ。テフロンでも使っているのだろうか。テンキーの無い英語配列のものがあれば購入したいところ。もちろん Windows キーなどはいらないが、HHK Professionalは BS と DEL キーが独立していないのが難点だ。以前に若松通商で購入した Space Saver II タイプだと尚良い。あれはキーの感触は並程度だ。今日は IBM Prefered を購入しようかと迷うが見送り。otto UNIX 本舗で Sun の中古ワークステーションの安さに嘆息した後、格安の Sun ショルダーバッグを購入して羽田に向かう。1時間半のフライト後、千歳に降り立ち風の涼しさに生き返った思いをする。

Posted by masato at 09:41 PM
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