今週は近代美術館で「ヘラルド・コレクション ”流行するポップアート"」展。ゲージツと言っても元々が遊びのようなものなのだから、鹿爪らしく御鑑賞させるような展示はあまり相応しくないように思える。無料のガイドブック、「ポップのカンづめ」はなかなかナイスだけれど、もっとくだけていてもいい。森村泰昌氏の解説付でわいわい言いながら見て回る、なんてことができたらとても楽しいだろう。
今回の展示にマルセル・デュシャンの作があったが、かつて彼は男子用便器を「泉」と題した作品として出展しようとし拒否されたことがあったと言う。この展覧会では言わばそんな作品ばかりが芸術作品として当たり前に並んでいる訳で、それはそれでとてもヘンな状況だ。やはり一昨年のデメーテルは画期的な催しだったのかも知れない。
Posted by masato at 05:53 PMおそらく携帯電話等からは投稿できません。日本語文字列を含まないコメントやトラックバック、および当サイトへの言及を含まないトラックバックは御遠慮いただいております。また、90日以上経過した記事へのコメントはできません。