Sat 08/07, 2010
北斎漫画展

hokusai-manga北海道立文学館で開催中の北斎漫画展を見てきた。北斎については私が説明するまでもないだろう。今回の展示は京都の芸艸堂に伝えられる版木とそれによる再摺作品が目玉だ。薄手の半紙本では潰れてしまうような細かな描写の版木を目の当たりにすることができる。

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Wed 10/28, 2009
増田寿志 作品展

masuda-art職場から程近いところにある小さなギャラリースペース、GALLERY ESSE で、自然画家・増田寿志さんの作品展が開かれている。野生動物をペンで描いた細密画が中心で鳥好きモノには堪らない内容だ。11/1 まで。入場無料。10/31 にはスライド会もある。写真は会場で販売されている絵葉書など。

Sat 08/09, 2008
レオナール・フジタ展

fujita久しぶりの "Art" カテゴリの記事は先日出かけた「レオナール・フジタ展」。ここ数年、注目を浴びている画家、藤田嗣治=レオナール・フジタ。注目は幻の大作「構図」、「争闘」の各連作なのだけれど、私としてはキリスト教に帰依した晩年の作品群が印象的だった。もちろん、「乳白色」の裸婦像や猫の作品も多い。とても見応えのある展覧会だった。「戦争画」が省かれていたのは意図的だろうが、その判断も良かったと思う。

Sun 04/27, 2008
新日曜美術館・河鍋暁斎

NHK-ETV「新日曜美術館」は 2003 年以来の河鍋暁斎特集。題して「変幻自在に秘めた執念 幕末・明治の絵師 河鍋暁斎」。現在、京都国立博物館で開催されている展覧会「絵画の冒険者 暁斎 Kyosai - 近代へ架ける橋」と連動している。実は同時に「明治日本のギャグマスター 暁斎漫画展」が京都国際マンガミュージアムで開催されているのだけども、そちらの内容は敢えて無視したような形になっていて、多少違和感が残る内容であった。そのどちらもが暁斎なのであって、どちらかの型に嵌めようとするのは、故人のもっとも嫌う事かも知れない。司会の壇ふみはそれほど興味が無いようだし、暁斎の「風流蛙大合戦之図(無為庵乃書窓に図版あり)」にインスパイアされたようにも見える「當世おばか合戦(MIZUMA ART GARALLY に図版あり)」と題された作のあるゲストの山口晃氏のコメントも微妙に歯切れが悪いような気もする。展覧会に行かれる方は是非両方を見て欲しい。

* 蒼猴軒日録 - 2008.04.262008.04.27

Posted by masato at 09:16 PM | トラックバック(0)
Sat 04/19, 2008
別冊太陽・河鍋暁斎

Taiyo-Kyosai.jpg現在、京都国立博物館では「絵画の冒険者 暁斎 Kyosai - 近代へ架ける橋」として大規模な展覧会が開かれており、河鍋暁斎への注目が高まっている。別冊太陽スペシャルでは「河鍋暁斎 奇想の天才絵師」として暁斎の多岐に渡る画業を紹介している。はじめて暁斎の作品に触れる人にとっても良い図録だと思う。お薦めの1冊。

Sun 02/24, 2008
酔うて候

酔うて候「河鍋暁斎と幕末明治の書画会」先日でかけた河鍋暁斎記念美術館で気になっていて買いそびれていた図録その他を購入。「酔うて候『河鍋暁斎と幕末明治の書画会』」は2/11まで成田山霊光館で開催されていた同名の展覧会のもの。書画会という、謂わば即興での作品に注目している。

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Sat 02/09, 2008
東京出張 (2)

kyosai-musiumそして河鍋暁斎記念美術館。民家を改造した質素な美術館だ。展示品の数は多くはないものの、やはりオリジナル(本画)の迫力は凄い。画稿(下絵)が見られたのも嬉しい。

現在の展示は「七福宝づくし」として七福神図が中心。第一展示室には錦絵と本画。第二展示室ではサイズの大きな画稿が目を引く。別館は有名作品の複製写真。作品保護のため、観覧者がいない場合には照明が落とされたり、カーテンが引かれたりしている。当日は他の観覧者がいなかったため、戻ってまたじっくりと、ということもしづらかったのは一寸残念。展示内容は随時入れ替わるため、繰り返し訪れたい。

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Wed 05/02, 2007
空海マンダラ

ku-kai道立近代美術館で開催されている「 空海マンダラ ― 弘法大師と高野山」展に出かける。その後は近所の喫茶店「カエルヤ珈琲店」でお茶タイム。写真は展覧会にちなんだ特別限定メニュー「空海セット」。焙茶に抹茶カステラ。美味しうございました。

Fri 03/09, 2007
CoroCoro

CoroCoro.jpgころころ。昨今若い女性を中心に流行しているらしいキャリーバッグの呼び名。ワカモノだけではなく、お年寄は以前から愛用しているぞ。それはともかく、現在 JR タワーで始まっている「JR タワーアート計画 2007」ではこのころころをモチーフにアートコレクションが展示されている。写真はその一部だが、実際にこれらを引いて歩き回るパフォーマンスもあるらしい。

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Sun 01/21, 2007
STUDIO VOICE 「写真集の現在」

Studio Voiceもう新しい号が出ているのだけれど STUDIO VOICE 誌 1月号は恒例「写真集の現在」。特別総集編となっている。同誌では「写真集の現在」以外でも写真関係の特集は多い。外国ものの写真集の情報を得るのに重宝したな、と一寸懐かしくなってバックナンバーを少し引張り出してみた。煩い感じのレイアウトも相変わらず。

札幌市内では富貴堂や五番館にあった LIBRO で洋物写真集を多く扱っていたのだけれど、両方とも既になくなっている。富貴堂では VISIONAIRE なども置いてあった。他にはろー書店は小さいながらも充実している。久し振りに行ってみようか。

[2006]
10/27 M.C.エッシャー
[2005]
10/01 密やかな唇
[2004]
12/08 山口晃作品集
10/15 人形の日
[2003]
10/21 ≒会田誠
10/13 文楽見物
06/30 河鍋暁斎