Tue 02/06, 2007

読書日記 [Books ]


このストレスな社会 - ああでもなくこうでもなく5 / 橋本治
広告批評誌の巻頭コラムをまとめたシリーズの5巻目。いつもながらくどい位に読み応えがある。例によってまだ読書中。その内容は至極真っ当な当たり前の事なのだけど、私を含めて多くの人が忘れていたり、あるいは気付いていなかったりするのだ。氏の少し前の著作「上司は思いつきでものを言う」は、まあ間違ってはいないんだけど、どこかずれているようにも感じた。それはきっと筆者が現場と離れた場所から極めて「客観的に」見ているからなのだろう。


エレキジャック / CQ出版
電子工作の復権を目指して創刊された雑誌。意欲は買うもののどーなんでしょ。この頃はロボット等も流行っているそうだから、結構いけるのかも。
サッカーの上の雲 / 小田嶋隆
辛口コラムニストの新刊はサッカー時評。書店ではスポーツものの棚にあったのは、まぁ仕方のないところか。いつもながらにツボを押さえた的確な批評だ。これでレッズファンでさえなければなぁ。コンササポはレッズに対しては、今だに身の程知らずとも思える敵愾心を抱えているのだ。
書名は「坂の上の雲(司馬遼太郎)」のパクリ。以前に「我が心はICにあらず」と言うのもあった。そちらの元ネタは「我が心は石にあらず(高橋和巳)」。
河鍋暁斎 / ジョサイア・コンデル
「PAINTINGS AND STUDIES BY KAWANABE KYOSAI」の邦訳。同じ訳者による「河鍋暁斎-本画と画稿」の改訂新版と思ってよいだろう。河鍋暁斎その人だけでなく、日本画を知るための貴重な資料でもある。

Posted by masato at 08:43 PM
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