Mon 04/09, 2007

電波時計完成 [Electronics ]

waveclock.jpghamayan さん配布の基板と MSP430-CQ 基板を組み合わせた電波時計がようやく完成。と言ってもまだバラックだけど。

プリント基板に加え、入手が難しい専用バーアンテナと IC、その上にソフトウェアまで提供していただいたので組み立てに難しいことは何も無い。国内では 40KHz と 60KHz の標準電波が発信されているが、札幌から近い福島県大鷹鳥谷山から送信される 40KHz を受信する。それでも結構な距離があるため、南側の窓近くに置かないと安定して受信できない。バーアンテナは送信局の方向に対して直角方向に置く。

この電波時計は 40KHz の標準電波 JJY を受信して、時刻合わせをおこなうもの。信号の仕様については日本標準時プロジェクトの「標準電波の出し方」を参照のこと。「ELM 電波時計の製作」の解説が判りやすい。マイコンへの出力は IC で処理されているため、オシロでみると綺麗に整形されているが、受信状態が悪いと信号の欠落が起きる。最低1分以上継続して正しく信号を処理しなければならない。

hamayan さんのソフトでは写真の4桁時刻の左下のドットの点滅で電波信号の状態を示し、1分間の時刻合わせ(ハント)フェーズに入ると右上に "CONTINUITY" が表示される。電波信号はパルス幅でマーカ、データ0、データ1を表しているため、ドットの点滅もそれに連動しているのが判る。"CONT..." 表示は信号の変化がないと再設定されないから、電波状態は左下ドットの点滅状態を見るのが良い。当然ながら電波が受信できなくても内部クロックを使用したクォーツ時計として機能する。内部的には標準電波から年月日も取得しているが、LCD表示器の都合で時分表示となっている。別の表示器、マイコンと組み合わせても良いが、低消費電力のMSP430 マイコンと組み合わせるのに現在は使用されていない電波時計モジュールのスタンバイ機能を用いることも考えてみたい。あ、この組合せなら電源を直接制御できるのか。

Posted by masato at 10:43 PM
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