Sat 03/22, 2008

Gainer clone on BreadBoard [Electronics ]

Gainer Clone"Phisical Computing" を体験してみようと GAINER やら Processing を試している。PSoCマイコントレーニングキットを入手したのを機に Gainer I/O モジュールを仕立ててみた。ネタ元は "hwhack: Gainer clone on BreadBoard"。GAINER では詳しいドキュメントが用意されていて、I/O モジュールの回路図やファームも公開されているから、こうして簡単に製作することもできる。PC 側に RS232C が用意されていれば USB-シリアル変換は RS232Cレベル変換でも良いが、その場合は I/O モジュール側で電源を用意することが必須になる。

Gainer clone with Processingとか言いながらもホスト PC 側の環境は Flash だったり、MAX/MSP なのはどーよ、という気がしなくもないが、Java ベースの Processing 用ライブラリもあるし、その他にも多くのプラットフォームでサポートされるようになっている。写真は Processing から試しているところ。Flash 用のサンプルは Flash Player 上で実行できるが、プログラミングはできない。まぁ I/O モジュールとはシリアル通信だからどうにでもできる。まずはシリアルターミナルを用意して試してみることにした。レートは 38400 bps, stop 1, non parity. コマンドターミネータは '*' でエコーバックされないが、以下では判りやすいようにコマンド/応答を一行ずつ表示している。これらはファームウェアのアーカイブに含まれる io-module_protocol.xls に記載されている。I/O モジュールはひとつで複数のコンフィギュレーションを持っているから、最初にコンフィギュレーションの選択するまで I/O を使用することはできない。

[Query version information:版数確認]
Q*/Q* - reboot
?*/?1.1.0b00 - version number, xx: build number
[Initialize:初期化]
Q*/Q* - reboot
KONFIGURATION_1*/KONFIGURATION_1* - select configuration 1
[Button/LED 操作]
h*/h* - turn the on-board LED on
l*/l* - turn the on-board LED off
(button pressed)/N* - the on-board button is pressed (no need to send a get command)
(button released)/F* - the on-board button is released (no need to send a get command)

Processing 用の GAINER ライブラリでは直接シリアル通信をおこなっている。一方、Flash (ActionScript)ではシリアルポートの操作が出来ないため、ネットワーク通信プロクシ gsp を介している。他には Perl 用の Device::Gainer [Kawa.netブログ(川崎有亮)] を試したみた。こちらも gsp を使っているが、少し書き換えれば直接シリアルポートを操作することもできるだろう。

Posted by masato at 05:35 PM
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