Sat 03/21, 2009

Arduino T-Shirts [Electronics ]

Arduino-MakeO'Reilly 春のTシャツ祭り! 3月の直販キャンペーンのプレゼント目当てに「Make: Technology on Your Time Volume 06」と「Arduinoをはじめよう」を併せて購入した。

Make: のほうは年4回刊にプチ・リニューアル。今号の特集は「DIY MUSIC: 楽器を作る・遊ぶ」だが、そこは Make: 流で、シンセサイザやエフェクタの理論がどうのという話はほとんど出てこない。文字通り、「作る・遊ぶ」が主眼になっている。注目は「ウダー」の宇田道信さんへのインタビュー。

「Arduinoをはじめよう」は国内では昨年末に出た「Making Things Talk――Arduinoで作る「会話」するモノたち」に次ぐ Arduino 関連書籍だ。エンジニアと言うよりはデザイナーやアーティストを対象として書かれていて、Arduino は元来そうした人達のために開発されたものらしい。基本的には入門書であるが、ページの半分を占めるリファレンス部が嬉しい。

これまで何度か Make: での記事等で Arduino は紹介されていたが、最近になってようやくブームが来た感がある。Gainer とともに「フィジカル・コンピューティング」と言うキーワードで紹介されているが、最初にこの言葉を聞いたときに、私はその概念をすぐに理解することができなかった。両方ともに非エンジニアをターゲットとしているためか、ハードウェアやファームウェアがブラックボックス的に扱われていて、それが却って理解を妨げていたような気がする。Gainer の IO モジュールは単なる IO デバイスで単体では動作しない、これに Flash や Processing とそれらからアクセスするためのライブラリを組み合わせたシステムを Gainer と称している。Arduino は AVR マイクロコントローラ(MCU)ボードと専用の統合開発環境(IDE)で、プログラミング言語は C/C++ ベースで、I/O ポート等制御用のライブラリが組み込まれていてハードウェアレベルについて最小限の知識で操作することができる。このように Gainer や Arduino は電子アートとビジュアルデザインのためのプログラミング言語であり、統合開発環境 (IDE) である Processing を PC 内部から外部のハードウェアに拡張したものと考えて良いと思う。まぁ、現物とそれらが動作しているところを見れば一目瞭然だとは思う。

Posted by masato at 08:40 PM
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