ジェリコセッションが引けた後はＯ君を誘って札幌ファクトリーの「original flava & LOVE MANIA アコースティックライブ」です。お目当ては例によって original flava でございます。クツリンさんのヴォーカルと佐田さんのギターにゲストの佐々木さんのパーカッション(カホン)のみのアコースティック構成。先日の People Tree ライブでもアコースティックの部がちらっとありましたが、今日はアコースティックのみで、よりリラックスした感じ。カホンがいかしてます。
「午後６時となりました」。クツリンさんの MC で始まり。original flava を知らない一般のお客さんは前振りの司会だと思ったことでしょう。会場はショッピングモール内の広場で辺りにはお子様方が走り回ったりして、それがまた和んだ雰囲気を醸し出しています。見ようによっては歌のお姉さんですね。クツリンさんの歌は発音が綺麗で、言葉をはっきり聴き取ることができますから、まさにぴったりと言えるでしょう。最近は Love Psychedelico のような何語かわからないようなヴォーカルも流行っているのかも知れませんけれど、それとは対極ですね。女性ヴォーカル好きを公言しておきながら、ろくに歌詞を聴いていないというのは内緒。曲名くらいは覚えるよう努力します。
演奏終了後、会場に来ていた顔見知りに挨拶されていたクツリンさんと佐田さんが私にも声をかけてくれました。ありがとうございます。ここ最近おっかけをしていて、すっかり面が割れてしまいました。もう悪さはできません。歌詞を間違えたとか、曲順が、とか恐縮されていましたけど、全くノープロブレムでございます。お二人は、この後 NATARAJA のクラブイベント「Sun Shower」に向かわれました。なんだかエライ勢いでライブやらレコーディングをこなしている模様で、来月にはいよいよ東京出張ライブがあります。
その後に登場は LOVE MANIA。グループ名は Love Psychedelico で、歌は Ego Warappin' のようでした。ヴォーカルとパーカッション(コンガ、ボンゴ)の二人に打ち込み(?)のバックトラック付。Ｏ君はピアノをなんとかせいよとか言ってます。どこかで聴いたような曲でしたけどカバーなのかな。すんません、MC ちゃんと聴いていませんでした。３曲ばかり聴いて、お腹が空いた私とＯ君は二十四条方面へ引き上げ。
[2003.11.03]
original flava の「雨の色」はこのアコースティックライブの他に今回発売の CD 版、Live-CD 版、People Tree ライブ、CEPS とのセッションと、短い期間に多くのバージョンを聴くことができました。どれもそれぞれに違った味わいがあります。CD 版は凝ったアレンジで、物凄く完成度の高い仕上がりだと思います。雨音のようなノイズにギターのアルペジオから始まり、オクターブ奏法によるギターのイントロ(これがまたカッコいい)から、クツリンの甘い声が堪りません。ギター以外のパートは打ち込みなのかな？ほぼ全編に渡って太い音のシンセベースが16ビートの複雑なパターンを刻んでいるのですけど、うるさく感じさせないのが見事です。こちらが繊細な感じの仕上がりなのに対して、Live-CD 版は同じようなアレンジながらシンプル＆ワイルドで、これまたグッドでございました。
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