11/22, 2003

DAT 死す [Instruments and Gear ]

Sony の DAT デッキ DTC-55ES を修理に出したところ、修理不可を宣告されてしまいました。なにせ 10 年以上前の機械だけに交換部品が既に無く、サービスの方もいろいろ試みてくれたようですが駄目なようです。まだポータブルの D7 があるので手元のテープの再生はまだ出来るのですけど、今後を考えると、これ一台だけではとっても不安。このままでは現場での使用は諦めざるを得ないかも。今更新しい DAT ってのもナニだけど、MD というのも納得が行かないなぁ。サイズを気にしないのなら PC 録音という手もあるけどね。

わざわざ PC ってのもなぁ、と思っていたら、こんなもの(Marantz PMD670)がありました。メモリカードなどに録音できる業務用機です。価格は約10万円、やっぱり結構なお値段ですね。安価で小型な IC レコーダーや MTR には同様のものがありますけど、音質の点でちょっと不満。その上になると、宅録用の HDR とかになっちゃうし。Apple の iPod とか、東芝の GigaBeat なんかで高音質録音できるオプションがあればいいのですがね。iPod には簡単なものがあるみたい。で、実はポータブル MD でも録音できる機種は減少傾向にあるようです。

PC 録音の際には内蔵のオーディオ入力はショボイから使うのを避け USB オーディオ I/F などと使います。生録用で安価なのは digidesign の mbox とか、egosyswaveterminal U24 辺りでしょうか。

[2003.11.29]
DAT を引き取ってきました。http://kousoku-web.hp.infoseek.co.jp/dtc55es.html 辺りを参考に駄目元で手を入れてみるか、メーカー外で修理できる所を探すか、単なる AD/DA 変換機として使うか、諦めて粗大ゴミとするか。

皆様の御想像の通り、バラシにかかりました。帰ってきた状態では再生はできるものの不安定。早送り巻き戻しは相変わらずNG。再生時に回転が速くなってしまったり不安定だったのはロータリーエンコーダの問題だったようで、カシメを外して接点の清掃、ぐるぐる回して組み付け。ギアの破損がなかったのは幸い。初期位置を間違えるとローディングが出来なくなくので注意。早送り戻しはクラッチやブレーキも関係しているよう。現状はスイッチを押した後、一瞬回ろうとした後に、巻き取り側のギアにロックの爪が降りてしまって停止してしまいます。この爪はキャプスタンローラー部に連動しているので、それをちょいと持ち上げると回ります。問題はなぜ、この爪が降りてしまうのか。恐らく、回転開始時の抵抗が大きいためではと思います。リールの軸には回転状況のセンサが組み込まれています。さて、これからどうしたものでしょうか。

[後記]
なんとか復活させました。その辺の事情は12/1 の記事に書いています。

Posted by masato at 05:14 PM
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