新種ワーム [Computer and Networking ]

週末からネットは UDP 1434 (Microsoft SQL Server) を狙う新種ワームのために混乱をきたしている。金曜の午後に「常時接続の宴」メーリングリストなどで取り上げられていたが、昨日は TV などのマスメディアでも報じられるようになった。今のところ私のところに直接的な被害はないが、今後、変種の登場でネットの混乱に拍車がかかる可能性もある。このワームが狙うセキュリティホールは半年程前に発表され、既にパッチも公開されている。

これと前後して Microsoft 社会長、ビル・ゲイツ氏のセキュリティ対策に関する声明が発表されている。意図したわけではないだろうが皮肉なことだ。同社がセキュリティ対策を軽視してきた事の付けが利用者に回されているのだ。

インターネット/イントラネットでサービスを提供するのは、今やさほど難しいことではない。しかし、それを適切に運用して行くのは楽なことではない。利用者は一度便利なサービスを使ってしまうと、それを停止するのは許されない状況になる。管理者としては導入に慎重にならざるを得ない。