Mon 07/28, 2003

ドリームウェア [Computer and Networking ]

「使われないプログラム! ――これほど利益率のいいビジネスはありません.使われないから面倒なバグは表面化せず,ユーザーサポートも不要で,メーカーもユーザーもみんな幸福なまま過ごせます.「夢」を売るこのような製品を筆者はドリームウェアと呼んでいます.」 フジワラヒロタツの現場検証より。

機能満載、てんこ盛り。明確な目的がないままに作られたソフトウェアはこのようなドリームウェアになりがちだ。昔の×××計画なんかもこの類か。誰でも簡単に使え、何でも出来る夢のようなソフトウェア。少ないリソースで巨大なデータを管理でき、メンテナンスも不要、しかも安価。コンピュータは何でも出来る魔法の機械だろうか。何でも出来るというのは、言い換えれば何一つ満足に出来ないと言うことだったりもする。ベーパーウェアという究極の代物もある。

インターフェースは学生の頃からの愛読誌だ。冒頭で紹介したのはちょっと前のコラム。そう言えば、誠実なエンジニアである程、安易に「出来る」と言わないという話もあったように覚えている。そういった慎重な態度は得てして非技術者には受けが悪い。などとぼやいている位なら、いっそ人生リスタートするもの良いかも知れない。

Posted by masato at 11:37 PM
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