平日日記 [Misc. ]

彼岸を過ぎてようやく札幌も春が近くなってきた感じだ。かつてのスパイクタイヤによる凄まじい車粉はなくなったものの、雪が消えるに従ってえらく埃っぽい。埃と言うよりは砂か。先日は黄砂が降ったが、またそれだろうか。東京辺りはそろそろ花見の季節だろうか。向こうは卒業式やら入学式がそうした中で、新しい門出を迎えるのに実に相応しい。ここ北海道では雪解けでぐちゃぐちゃ、はたまた砂埃では雰囲気も何もあったものではない。

今日は勤務先から近い北海道大学で卒業式があったらしい。「らしい」と言うのは朝の通勤途中、地下鉄駅付近で袴姿の女子学生(?)を見かけたからだ。私大のそれはもうとっくに終わっている筈だ。国立大の卒業式は遅い。小中高よりも遅いのではないだろうか。しかも結構ぎりぎりまで講義やらなにやらあって就職前に卒業旅行を洒落込むなどという雰囲気はまるで無い。と、ン十年前を思い出す。此の頃はやけに学生共が御子様に見えるな、と思っていたら、何のことはない、自分が歳を食っただけなのだ。確かにそのくらいの子供が居ても不思議はない。それにしてはやっている事も心持ちも、余り変わっていないような気もする。そう、気がするだけで傍から見れば只のおっさんだ。