モエレ沼 [Birding & Nature ]

札幌市北東部にあるモエレ沼は豊平川が蛇行して出来た三日月湖で、この辺りは札幌の水田発祥の地でもあるらしい。現在は故イサムノグチ設計による大規模公園として整備が進められている。湖沼部は水深が浅く、湿地のようになっていて雪解けのこの時期になると毎年オジロワシがやってくる。カモ類はまだ見えない。アオサギは通年観察できる。

ここに来るオジロワシは若い個体が多いようだ。今日は 5 羽を確認。この時間はあまり動かない。以前に見たときには魚を捕らえるところも観察できたが、大抵はこのようにじっとしている。写真はフィールドスコープ(KOWA TSN-2)の接眼部にデジタルカメラを押し当てて撮影したもの。雑な方法だが簡単な記録程度にはなる。

カラス(ハシブト)がしきりとちょっかいを出す。縄張りを主張しているのだろうか。それでも正面から争うには至らず、こうして関心がない振りを装いつつ背後に回っては尾羽根を引っ張ったりする。ワシは五月蝿そうにしながらも悠然としているが、さすがに堪らなくなると飛び立って別の場所に移動するが、カラスも結構しつこい。