Wed 06/23, 2004

ナチュラルフォトシステム [Camera and Photograph ]

nrj1227_th.jpg富士フィルムから「ノンフラッシュ」撮影を基本とする、超高感度・超微粒子の“銀塩ならでは”の新しいフォトシステム「ナチュラルフォト(NP)システム」 NATURA が発表された。スラッシュドット・ジャパンでも話題になっている。

今回の発表では従来からの ISO 1600 の高感度フィルムに加えて f=24mm 1:1.9 という広角で明るいレンズを備えたコンパクトカメラが紹介されている。デジタル全盛の時代にこうした特徴のあるカメラの登場は嬉しい。一眼レフカメラ用の明るい広角レンズはフランジバックの制約からレトロフォーカス方式で大きなものになってしまう。

サッカーの J リーグが開幕した頃、ナイトゲームの観客席でしきりとストロボが焚かれるのを不思議に思っていた。はじめはコンサート会場でペンライトを振りかざすのと同じようなパフォーマンスかと想像していたのだが、そうではなくて単にストロボをオフにしないで撮影をしている人間が多数いるだけと判って少し吃驚した。その光はピッチ上の選手を照らす役には立たない。どこかのラボで聞いた話では夜景をストロボを焚いて撮影し、そのプリントが暗いと苦情が来たとか。

それはともかく、ストロボを使う撮影は案外難しい。カメラに装着された一灯だけではどうしても影が出てしまうし、被写体までの距離で大きく明るさが異なってしまうのだ。バウンスやバルーンを使うのもこれまたなかなか難しい。という訳で私はストロボは滅多に使用していない。このごろはステージ写真を撮る機会があるのだけれど、こうした場所では例え許されていてもストロボを使いたくない。

フジのカメラ、と言うかレンズが好きで結構使っている。今、鞄に入っているのは KLASSE だし、Tiara もある。ブローニーの旧 GS645 や Fujica Six なんてのも。35mm SLR の AX-3 も良い。やはり EBC Fujinon が魅力だ。で、Tiara の方は積極的にストロボを発光させるポリシーであるらしい。まあ全くのアマチュア向けと言うことであればそちらのほうが望ましいのかも知れない。

[2004.06.26]
TrackBack いただいた Take1 さん はこの Natura システムの開発に携わっているそうです。ありがとうございました。

Posted by masato at 12:12 AM
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NATURA開発発表しました
ノンフラッシュによる新しい写真の楽しみ方を提案する 超高感度の銀塩フィルムだから実現できる新システム 「ナチュラルフォト

From Take1のスタジオ at 06/26, 2004 02:59 PM
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