今日の NHK 教育テレビ「新日曜美術館」で取り上げられたのは甲斐庄楠音(リンクは甲斐庄楠音研究室)。私は彼の名を知らなかったが紹介された絵を見てすぐに、岩井志麻子の著書「ぼっけぇきょうてぇ」や「岡山女」のカバーの絵を描いた人物だと思い当たった。番組のサブタイトルになった楠音自身の言葉「穢(きたな)い絵だが生きている」が全てを表している。決して私の好きな絵ではないが、強烈な印象が残る。
番組のゲストは「美人」日本画家、松井冬子と松岡正剛。松井氏はどこぞのクラブで扇を振って踊っていそうな風貌の派手な関西風美人であり、また、幽霊画や仏教の六道図を思わせるような作品で知られる日本画家である。一方、編集工学研究所を主宰する松岡氏は千夜千冊でもその博覧ぶりをしめしており、私がその記事に影響されて読んだ本も少なくない。
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