Processing の Build ができたところで GAINER ライブラリの Build に進む。まずは gainer_lib_processing_v1-1-0rc3.zip を展開して libraries/gainer 以下の内容を Processing のソースツリー以下にコピーする。その上で build/windows/make-gainer.sh(Windows 版) を用意して、これを実行するとソースコードがコンパイルされて work/libraries/gainer/library 以下に gainer.jar が出来上がる。make.sh で PDE (Processing Development Environment) を起動して Gainer のサンプルが動作することを確認するが、これだけでは実行時にシリアルポート操作のライブラリが見つからないと怒られるから、library/serial/library 以下の librxtxSerial.* rxtxSerial.dll を gainer.jar と同じフォルダにコピーしておくこと。配布版の gainer.jar に比べて少しサイズが大きく、シリアルポートの動作が不安定な感じがする。どうも Build 環境が違うらしい。やっぱり Java は苦手だ。
Gainer ライブラリの make ができたところで、改めて Gainer.java を眺めてみると MODE7(KONFIGURATION_7、Matrix LED 操作) の操作コマンド "anx...x" を使うメソッドがない。という訳で手始めに AS(Flash) ライブラリと同様の scanLine および scanMatrix メソッドを実装してみた(変更済みの Gainer.java)。
scanLine(int ch, int[] values)
ch (0..7) 行の 8 個の LED に values (0..15) を設定。
scanMatrix(int[] values)
64 個の LED に values (0..15) を設定。
現在の状態を記憶しておき、指定位置の LED の状態だけを変更するようなメソッドもあると好いかも知れない。
[2008.04.27]
先日リリースされた gainer_lib_processing_v1-1-0rc4 ではシリアル通信周りが修正されて安定して動くようになった。上で書いたような Build 環境の問題ではなくて、シリアル通信のプログラム自体が不適切であった。なお、この MODE7 用拡張はリリースに入っていない。
ProcessingとGainerライブラリの再ビルドを行う
GainerはProcessing,Flash(AS2),MAX/MSPで制御す
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