Mon 08/11, 2008

インターフェース誌 ColdFire 基板(8) [Electronics ]

ColdFire 基板でも Gainer を。と言う訳で、Flash による Gainer アプリケーションを ColdFire 基板で動かしてみるテスト。オリジナルの Gainer I/O モジュールは USB-Serial 接続なのだけれども、Flash では Serial デバイスを直接ドライブすることができない。このため Gainer ではSerial Proxy と言う TCP-Serial ゲートウェイプログラムを用意しているが、ColdFire 基板に TCP 接続することでこのゲートウェイを不要にできる。ざっと、SilentC で書いてみてサンプルの basic/aIn.swf と advanced/acceleration.swf で取り敢えず動くことを確認できた。DesignWave 誌 ARM Cortex-M3 でのデモプログラム「カエルがぴょん」も動かないことはないのだが、どうにも反応が良くない。適当に書いた SilentC プログラムの動作が遅いためだろうか。他にも処理の中断や再接続がうまくできないとか問題が残っている。

Gainer の Serial Proxy は単純な TCP-Serial 変換のみかと思っていたら、Flash との通信では各コマンドの後に '\0' を付加するようになっている。Flash からのデータにも '\0' が付いているから処理の際には要注意だ。

Flash プログラムから ColdFire 基板にアクセスするためには接続先を localhost から ColdFire 基板のそれに変更しなければならないのだが、私は Flash の開発ツールを持っていないため、Flash 側のアプリケーションをいじることができない。開発ツールにはフリーのものもあるようだから、それは今度試してみるとして、とりあえずの動作には stone [千石浩明さん] のような TCP リピータを使うのが手っ取り早い。こうしておけば Flash のセキュリティ云々も誤魔化せるかも(参考: インターフェースのイーサ基板でGainerやろうとしてる人へ [ソフトとハードの交差点])。

今回の SilentC プログラムは都合により、しばらくの間は非公開。どうしてもと言う方は個別に連絡をどーぞ。

Posted by masato at 10:12 PM
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