Wed 11/04, 2009

OpenOCD FRISK Debugger [Electronics ]

ARM-JTAGセクスィ部長、こと hamayan さんから分けていただいた OpenOCD フリスクデバッガをようやく組み上げて動かすことができた。hamayan さんには毎度お世話になっています。ありがとうございます。これは ARM 用 JTAG I/F として有名な JTAGkey をベースにしたもので、FRISK のケースに収まるように設計されているのがチャームポイント。

ARM-JTAG-LPC2388しかし、ケースに入れてしまうと LED が見えなくなってしまうため、一寸ばかり細工してみた。ケースに穴を開けて、その穴まではプラスチック板で LED の光を導くようにしている。穴にはホットボンドを埋めて光を拡散させている。下の写真にマウスカーソルを乗せると色の異なる LED が光る様子が判ると思う。ちなみに上の緑が JTAG I/F の電源、下の緑がターゲットの電源、赤がリセットとなっている。遮光による分離があまり上手く行かなくて赤色光が回り込んでいる。右の写真のように I/F 誌付録の LPC2388 基板に接続してフラッシュ書き込みとデバッグ動作を確認した。
ARM-JTAG-Red

[メモ]

  1. OpenOCD は先日と同じく Yagarto のサイトで配布されている 0.2.0-in-development (2009-05-23-14:36) svn:1888M を使用したが、現在は FTDI ライブラリの関係でバイナリの配布はされていない。OpenOCD は既に 0.3.0 になっているが、まだ試していない。
  2. hamayan さんのページでの設定例で 'ft2232_layout "oocdlink"' とあるが、これは oocdlink ではなく、jtagkey がより適切であるようだ。この値が oocdlink でも jtagkey でも動作し通常は問題ないと思われるが、両者の TRST/SRST 回りの配線は多少異なっている。
  3. JTAG I/F 上のリセットスイッチを使うためには reset_config srst_push_pull のような設定が要るらしいのだけれど、こちらはまだ確認していない。
  4. 基板上にはもう2個の LED が搭載されていて、これらは FT2232 のもう1チャンネルある UART の TX/RX 状態表示となっている。ちなみに表面実装 LED は極性表示がモノによってまちまちであるため、組み立て時には十分に注意しなければならない。hamayan さんのページにも注意があるのにしっかり間違えてしまった。一旦半田付けしたパーツを取り外すのはとても大変だ。

[2009.11.5]
hamayan さんのページで紹介していただきました。ありがとうございます。暗い室内での撮影でちょっと写真がアレですから、今度撮り直そうかと思います。

Posted by masato at 11:03 PM
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