Mon 12/09, 2002

サッカー観戦用双眼鏡 [Misc. ]

Zeiss Design Selection 6x18野鳥観察のページ双眼鏡の紹介をしているが、サッカー観戦限定のレビューをしてみる。

サッカー観戦に特に求められるのは広い視野だ。倍率は5から8倍程度までがよい。耐震装置なしで手持ちで使う口径30mm以下の双眼鏡は8倍以下をお薦めする。一般に倍率の低いほうが実視野が広いし、10倍を越えると手ぶれがひどくなってしまう。

視界の広さという点で面白いのが旧ソ連製の Wide Bino 2.3x40。実視野28度というのは普通の双眼鏡では考えられない数字だ。ゴール裏の最後列から逆サイドのゴール前の攻防を見るとテレビ観戦のような雰囲気を味わえる。このような双眼鏡は唯一無二であるが、センターフォーカスではなく操作性が悪い、内面反射によるフレアが多い、アイレリーフが短いため眼鏡使用ができない等々、それ以外には欠点しかないような代物。

札幌ドームの場合、屋外スタジアムと違って常時人工照明のみが使用されているが、グラウンドレベルに近い席に陣取って居たり、放送ブース内の人物を確かめようとすると、この照明に邪魔されることになる。このような状況では内面反射によるフレアの有無が顕著になる。この点で優秀なのがドイツ製の3機種(Zeiss Design Selection 6x18, Docter 8x22CSP, 8x30B/GA)だ。ドイツ製でも製造年代の古い Deltrintem 8x30 は一歩劣る。廉価版の Jenoptek JB22RP は落第。屋外使用では優秀な Nikon Mikron 6x15 も、この点で若干劣る。Zeiss 6x18 よりも若干視野が広いだけに残念。

いずれの場合にもあまり暗い中での使用は無いので大口径機の必要性は薄い。できれば軽量なものにしたい。ということで一番の推薦機種は Zeiss 6x18、次点 Nikon Mikron 6x15(札幌ドームを除く)、穴 WideBino となった。

店頭で双眼鏡のチェックをする際には天井の照明から少し氏外れたところを眺めてみるとよいだろう。ピンスポットのようなものだと光が強くて目を傷めることもあるかも知れないの注意すること。通常の屋内照明程度で、視界が白く飛んでしまうものは落第。視野角の違いはカタログ値があまり当てにならないこともある。

Posted by masato at 12:40 AM
コメント

浦議の皆さん、いらっしゃいませ。エメも山瀬も元気なようで何よりです。コンサは遂に J2 最下位になってしまいました。

それはさておき、手持ちの小型双眼鏡は 8 倍以下のメーカー品にしておけばまず大丈夫でしょう。10 倍以上のものは 25mm 以下程度の軽いものでは手ぶれで使いにくいです。カメラメーカー品ならまず安心。間違っても真っ赤な変なコーティングのしてあるものに手を出さないように。更に興味のある方は「双眼鏡愛好会」のページ http://binoculars.at.infoseek.co.jp/ などを御覧下さい。

Posted by: masato at 05/05, 2004 01:08 AM
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