図書館に行く [Books ]

南二十二条、電車通り沿いの札幌市中央図書館に出かける。目的は河鍋暁斎画集・全3巻だ。普段は図書館を利用したことがないが、高額なこの画集を購入するにしても現物を見ないことには決断が付かない。ここに蔵書があることは予めネット検索で確認してある。学校が夏休みに入り、今日は土曜ということもあってか館内には大人子供とも多くの訪問者がいる。開架の閲覧室内はうるさいわけではないが、それなりにざわついていて、この中で読書しようという意欲は起きない。ざっと書棚を見渡して目標がなさそうなので、館内に設置されているオンライン検索機で当たりを付ける。

所在が地下書庫と出たため貸し出し券の発行依頼と併せてカウンターの職員に尋ねて持ってきて貰う。閲覧室の開架内になかったのは幸いだ。始めて見る大判のその本はさすがに重厚で、閲覧者も少ないと見えて傷みはない。後で量ってみたら３巻でおよそ 6kg 程もある。上質紙を使った美術書は重いのだ。おかげで引越しの度に難儀することになる。職員の対応は概ね良好である。返却は各地区のセンターで良い事、そこを窓口にして別の館からの取り寄せが可能であることなどを教えていただいた。用が済み、早速引き上げる。重い本を担いであまり歩き回りたくない。