Wed 12/03, 2003

仮想PC [Computer and Networking ]

Lepton 氏の人気コラム「闘わないプログラマ」は外崎氏の「がんばれ!!ゲイツくん」などと共に毎週初めのお楽しみだ。さて今週のお題は「仮想化」ということで、PC の仮想マシン化について考察している。私は VMWare のユーザで便利に使ってはいるものの、こうした仮想化の傾向にはどうも釈然としない。もちろん、CPU レベルでの仮想マシンサポートは現在あるようなユーザ/スーパバイザモードといった安全なプログラム実行のための進化ではあるのだろうし、OS を含めたソフトウェアレベルでの仮想化も同じなのだが、それがPC (Personal Computer) 向けだというのが引っかるのだ。PC のパワーはそんなに有り余っているのか。大体、仮想化が良いのならば Java OS や Java Chip が一向に流行らないのは何故なのか。

「パーソナル」なコンピュータの使い方としては、ある一つの OS 上で使用したいアプリケーションがすべて動作し、それらのプログラムが干渉せず必要に応じて連携が取れるのであればそれで十分だ。複数の仮想マシンを使うのは、それがままならない現状だからでもある。開発用途や「パーソナル」でない目的にはとても役に立つ。だから今はパーソナルなものと、そうでないものが同じ OS でなくともよいと思う。Windows クライアントのサーバは Windows 機である必要はないのだ。最新強力マシンを使っていないから、そう思ってしまうのだろうか。現在の PC は、かつてのメインフレーム以上の性能を持っていたりするのだが、どうも実感が伴なわない。

Posted by masato at 02:43 PM
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