Wed 06/30, 2004

オープンソース雑感 [Computer and Networking ]

[企業はもっと“利用”してみては? 社員のオープンソース・ソフト開発 : 日経ITPro]
「開発」どころか「利用」にも難色を示す組織は少なくない。開発者でもオープンソースを使いたがらない人は結構居て普及を阻む一因にもなっている。これらを積極的に使いたい人とはオープンソース云々以外でも、ソフトウェア開発に対する根本的な考え方が違っているように思えることも多い。現実問題としては一概にどちらが正しいとは言えないから難しい。
[MSバルマーCEO、北海道の“ITフロンティアスピリット”を支援 : ITmedia]
ちょっと見にはたいへん結構なことのようにも受け取れるが、公共の教育機関がここまで一企業の影響を受けるのはよろしくないのではなかろうか。特に Microsoft Certified Associate(MCA) などの資格取得などと言うのは「マイクロソフト学園」化だ。短期的に見れば即戦力の養成に一定の効果があるだろうが、結局は社会的なコストとして高いものについてしまいそうだ。

今夜、「オープンソースの夕べ」と称する宴会があって OSDL の方とも話す機会があった。現在はサポートやディストリビューションなど、まだまだ成熟した状態とは言えないが、やはり OS のような基本ソフトは一種の社会資本のようなもので誰もが自由に利用できるようになるべきなのだ。

7/24 には GODo2004 という北海道のオープンソースコミュニティが合同で開催するイベントが予定されている。ML の末席に名を連ねてはいるものの全く役に立てないでいて申し訳ない。

[2004.07.06]
来春に開校予定の神戸情報大学院大学ではオープンソースを教材として高度IT技術者を養成するそうだ。

Posted by masato at 11:36 AM
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