Thu 11/23, 2006

S/PDIF アイソレータ [Electronics ]

isorator立て続けに電子工作シリーズ。本日のメニューは CD-ROM ドライブの S/PDIF 用アイソレータ。S/PDIF とはデジタルオーディオ入出力インターフェースのことで S/P とは規格を制定した Sony / Philips を意味している。ということで残りの DIF は Digital Interface の略。PC 内部では CD-ROM ドライブからサウンドカードなどに直結されるが、アイソレータは雑音発生源であるデジタル回路から電気的に絶縁することで音質向上などに役立てるものだ。回路は USB Audio Adapter の製作 [SEA BASS SOUND] で紹介されているもの。パルストランスにはそこらのチョークコイルのコアを使用した。紹介ページにあるように、このような回路では CMOS インバータ IC (74HCU04) を使う例(CD プレーヤの製作 [マイナーオーディオの部屋] など)が多いが、市内のパーツショップには DIP タイプのものの在庫が無かったためにこちらの回路を採用した。とてもシンプルだ。

isoratorこちらの写真は動作確認のために、USB-IDE 変換ケーブルで PC に接続した CD-ROM ドライブに適用しているところ。出力は DAT の同軸 S/PDIF 入力に。Windows Media Player では IDE からの出力を再生してしまうため、アクセサリにある CD Player を使用する。最近はあまり見なくなったが、再生ボタンのついたドライブなら PC に接続する必要がない。先日紹介したソフトオシロにデジタル信号をつないでは見たものの、当然ながら周波数レンジが足りない。やはり本物のオシロスコープが欲しい。

Posted by masato at 09:45 PM
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