Sun 12/03, 2006

PCサポセン・購入相談 [Computer and Networking ]

E-1400知人から PC 買い替えの相談を受ける。現在の使用機は Windows 95-98 世代で、予算は限りなく少ない。今時は6万円台で新品デスクトップがOSと液晶ディスプレイ込みで売っていたりするのだが、人には色々事情がある。Celeron 1GHz 以下の中古デスクトップなら1万円以下からあるが、OS付になると途端に値が上がる。このクラスだと XP は微妙に苦しいから 2000 で済ますことにする。OS付でも 2000、XP Home、XP Professional では価格が随分と違う。メモリは PC100 とか 133 のものになるが、大容量品は今では却って割高になるから 128MB * 2 = 256MB程度で我慢だ。これで Web ブラウジングと簡単な文書作成くらいならとりあえず実用になるだろう。HDD はとりあえず 20-40GB もあれば十分。まぁ後は目的と予算に応じて CD-R/RW とか DVD ドライブなど。DVD 再生はぎりぎりか。

別件で Me を XP にアップグレードしたいという相談。マシンは上で紹介したスペックより更に落ちる。98 や Me はサポートが切れる(切れた)から、もう使えないと考える人は多いようだ。もちろん、ある日全く使えなくなる訳ではなくて、とりあえずは WindowsUpdate 以外の方法でコンピュータウィルスやセキュリティ対策ができていれば良い。しかしながら対策ソフトも年々肥大化しているし何時までも旧OSがサポートされる保証もない。色々不便なことには変わりないのだ。前述の通り、このクラスのマシンで XP を使うのは結構厳しくて OS だけでメモリのほとんどを消費してしまう。OS のバージョンアップした結果、マシンを使う上でのパフォーマンスが大幅に落ちてしまっては意味がない。それをカバーするためには細かな調整と使用上の割り切りが必要だ。金がかけることができなければ智恵と手間をかけなければならないのだが、それを PC に詳しくない人に求めるのは難しい。

それはさておき、Windows XP の価格はアップグレード版で1万円台からあるが、通常版だと3万円を越える。アップグレード版は新規インストールができないから、インストールメディアが無いプレインストールのマシンに適用するのは実は結構なリスクがある。通常版でもデバイスドライバ云々と、素人がインストールするのには難しい。プラグ&プレイだけで済めばよいが、そうでなければアウトだろう。と言う訳で、止めておいたほうが良いとアドバイスしたが当人は納得が行かないようだ。

写真は当サイトの先代サーバ機の Gateway E-1400. 現在は NetBSD を入れたりの実験機になっている。P3 650MHz の石が手に入ったので交換した。手前はこれまでの Celeron 500MHz. メモリも 128MB + 64MB = 192MB から 128MB * 2 = 256MB に増設。ということで少しだけパワーアップできた。ところで PC のカバーを空けたまま電源を入れるのは色々と危険があるから止めたほうがいい。

Posted by masato at 10:13 PM
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