Mon 12/24, 2007

MC9RS08KA2で作るイルミネーション(2) [Electronics ]

debug 01続き。「超Low-EndマイコンRS08を使おう - MC9RS08KA2で作るイルミネーション (4)」では使用プログラムのプロジェクトアーカイブ[RS0810.zip]が用意されている。プレゼントのセットには BDM ケーブル用のパーツも含まれていた。手元に USBSPYDER08 があるので、これを開発ツールにしてみよう。

debug 02CodeWarrior for MCUs V6.1 のインストール (4) [エレキジャック] では USBSPYDER08 上に RS08 マイコンを載せて書き込みをおこなう例を紹介しているが、この基板には BDM 端子が用意されているため、オンボードで書き込み/デバッグができる。

CodeWarrior を立ち上げてプロジェクトファイルを読み込んだら、"Project"→"Change MCU/Connection" で "MC9RS08KA2" と "SofTec RS08"(USBSPYDER08 の場合) が選択されていることを確認しておく。BDM ケーブルで USBSPYDER08 とターゲットボードをつないで電源オン。"Project"→"Debug" でデバッガが起動してマイコンにプログラムがロードされるから、デバッガから "Run"→"Start/Continue" で動作を確認する。USBSPYDER08 に載っているターゲットチップはあらかじめ外しておくこと。

オリジナルのプログラムを少しいじって点灯パターンを変えてみた。

main.c - 変更したソースコード
  1. 全消灯→全点灯
  2. 全消灯
  3. LED1を増光する
  4. LED1を減光、LED2を増光する
  5. LED2を減光、LED3を増光する
  6. LED3を減光、LED4を増光する
  7. LED4を減光する
  8. 全点灯→全消灯

プロジェクトファイルの main.c を置き換えてコンパイルすれば OK.

[追記]
FreeScale 社の各種マイコンには BDM(Background Debug Module) というデバッグインターフェースが用意されているが、RS08 では BDM の 4 番ピンに Vpp として 12V の書き込み電源が必要となる。RS08 対応とされていないツールではこの Vpp が用意されていないために書き込みできない。

写真では試験用としてコントローラ基板に直接 LED を接続しているが、LED がひとつだけの場合には 100Ω 程度の電流制限抵抗を挟むべきだ。これだと明示的な制限抵抗は基板上の 5.6Ω だけになる。特に内部抵抗の低い電源を使用する際などには注意すること。


Posted by masato at 12:08 PM
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コメント

はじめまして。
WEB記事にもろくにプログラムの解説を書かなかったのですが、解析、改造していただいて、ありがとうございます。
私がサンプルとして作ったプログラムは、子供が考えて私がコーディングした点滅パターンです。サンプルでは使用されていないタクトスイッチも付いていますので、複数の点滅パターンを切り替えるような芸当も出来ると思いますので、試してみてやってください。

Posted by: のりたん at 12/25, 2007 08:28 AM

のりたんさん、コメントをありがとうございます。
パーツセットをプレゼントしていただいたので、早いところ成果報告せねばと、やっつけで改造しました。
皆さん、てきとーで済みません。

Posted by: masato%管理人 at 12/25, 2007 09:06 AM
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