CQ-FRK-MCF52233 基板に SD1602HULB-XA 小型 LCD モジュールを接続する。せくすぃ部長殿は HCS08 マイコンをシリアル端末に仕立てているが、こちらは直接制御を試みた。この LCD モジュールは 4 bit モードで制御するにしても最低 6 本の制御線が必要になる。基板上に実装された加速度センサ用に AN4-AN6 と GPT0-GPT2 が使われているなど、自由に使えるピンは意外と少ない(ように思えるが、実は結構ある[10/27 追記。のりたんさん、ありがとうございます])。これをどう割り当てるかが最初の課題になる。で、今回はシフトレジスタを SPI で操作するようにしてみた。
誌面で紹介されているベースボードでもほとんどの周辺機器の制御を FPGA に任せて、マイコンは FPGA と SPI で通信することで間接的に操作するようだ。先日の QG8 マイコンによる LCD 操作と同様に、LCD モジュールを 3.3V で扱い、コントラスト用の負電圧は 555 での発振によるチャージポンプで得ている。プログラムも Processor Expert を使って同じように組むことができる。あちらで 4 bit のデジタル出力としているところを SPI 出力にすれば良い。8 bit モードでの操作になるから、初期化のデータに注意すること。バックライトは点けていない。「電気泥棒」の回路を試してみたところ、電源にノイズが乗るためか表示が不安定になった。バックライトを点けるなら、素直に 5V 電源を使って CQ-FRK-MCF52233 基板用に 3.3V をレギュレータで生成するほうが良さそうだ。
[参考リンク]
MCF52233付録基板 - 端子一覧表 (新適当マイコン工作研究所)
わははは(^_^) LCD+オモシロメッセージが流行っているんですか!
Posted by: たけまろ at 10/26, 2008 10:40 AMいやぁ、流行りと言うよりは既に LCD 工作の定番メッセージでしょう。
ColdFire ですから "DOS" は避けてみました。
やはり,キーワードは
「モウスグ ・・・・ ガ ・・・・ 」
ですかね.
半角カナっていうところが,ミソですね.
Posted by: まさちく at 10/27, 2008 05:07 AM> 自由に使えるピンは意外と少ない。
と、言われるのですが、LCDモジュールの場合には4ビット並んだものが調達できれば、他のポートはどこだって構わないんですよね。
例えば、PORTUBなんかは、いかがでしょうか。UART1を使わなければ、まるごと空きます。また、SilentCのシリアル通信には、ハードウェアCTS/RTSは使っていませんので、PORTUA[3:2]も使えます。
DMAタイマを使わないのであれば、PTC[3:0]も空いています。ここは、負電圧を作るクロックを出すのに一本ほしいところです。
CANを使わなければPAS[3:2]が、FECのLEDをこれ以上付ける予定が無ければ、PLD[4:2]が、使えます。
このように、探せばけっこうありますよ。
注意すべき点としては、HCS08のように全てのポートに内蔵プルアップ・プルダウンが装備されているわけではないというところです。
> のりたんさん
ありがとうございます。不勉強が露呈してしまいました。
ピンの機能が多重化されていて、その辺のやりくりがよく判っていません。
Processor Expert の CPU 画面で機能名にマウスカーソルを持っていくと対応するピンの色が変わるので、それとマニュアルをよく見て勉強します。
# ここのところは SPI とシフトレジスタの勉強と言うことでひとつ。
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