Sun 05/03, 2009

LPC2388 基板(3) - JTAG debug [Electronics ]

arm-debuggingCQ-FRK-NXP-ARM - LPC2388 基板を JTAG デバッグ。先日購入した Tin Can ToolsFlyswatter JTAG デバッガを使用してみる。CQ-FRK-NXP-ARM の JTAG コネクタと Flyswatter のコネクタはピン配置が異なるため、変換基板を用意して接続した。ちょっと長くなってしまったので専用のケーブルを用意しようと思う。CQ-FRK-NXP-ARM 側の RTCK (11番ピン)には Flyswatter 側に対応するピンはないが気にしない。開発/デバッグ環境は基本的に ZUS さんの書かれた「ARM LPC2388 開発環境構築方法」の通り。OpenOCD の設定ファイル openocd.cfg 中でデバッガインターフェースの記述に関する部分のみを変更すればよい。

変更した openocd.cfg は次の通り(赤く示した部分が変更箇所)。

# This is an CQ-FRK-NXP-ARM eval board with a single LPC2388FBD144 chip on it.

#source [find interface/olimex-jtag-tiny-a.cfg]
#interface
interface ft2232
ft2232_device_desc "Flyswatter A"
ft2232_layout "flyswatter"
ft2232_vid_pid 0x0403 0x6010
ft2232_latency 2
# 6/(1+n) Mhz TCLK
jtag_speed 1

# Change the default telnet port...
telnet_port 4444
# GDB connects here
gdb_port 3333
# GDB can also flash my flash!
gdb_memory_map enable
gdb_flash_program enable

source [find target/lpc2388.cfg]
ここで ft2232_device_desc には単に "Flyswatter" ではなく、"Flyswatter A" と記述する必要があった。

flyswatterFlyswatter のデバイスドライバには FTDI 社の FT2232 VCP ドライバを使用するが、デバイスマネージャで USB コントローラに "USB Serial Converter A(B)" とだけ現れて、COMポートとして認識されないことがあった。その場合には "USB Serial Converter A(B)" のプロパティダイアログの詳細設定タブで「VCPをロードする」にチェックして、抜き差しすることで COMポートが使えるようになった。なお、Flyswatter では A 側を JTAG I/F に B 側を RS232C - USB 変換に利用している。

Flyswatter は Linux ホスト機で OpenOCD で使うことが前提となっているようで、唯一の添付品である CD-ROM 内のドキュメント(web ページのものと同じ)には OpenOCD をビルドして同社の CPU ボード製品である Hammer に接続する例が紹介されているだけだ。Windows 環境については特に何も記されていない。

Posted by masato at 09:24 PM
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