Wed 03/17, 2010

Digital Photoframe [Computer and Networking ]

Samsung の Digital Photoframe SPF-75H の中古品が安く売られていたのを購入してみた。安かったのは同梱の CD-ROM 内のアプリケーションがウィルスに感染していたためでもあるらしい[サムスンデジタルフォトフレームをご愛用の皆様へ お詫びとお願い on Nov 25, 2008]。この製品は内蔵あるいは外付けのフラッシュメモリ内の画像ファイルを表示するものであるが、おまけ機能として PC のセカンダリモニタとすることもできる。ウィルスに感染していたのは Windows XP 用のこのドライバなので、サポートサイトから拾ってきてインストールしてみた。PC に接続するとまず USB mass storage として認識されるから、これを専用のアプリケーションで "mini monitor" に切り替えて使用する。描画は妙に遅い。"Samsung USB Photo Frame Display Controller: Known Photo Frames" の情報によると、この製品は USB VGA でよく採用されている DisplayLink のデバイスではなく、JPEG 画像データをそのまま送りこむようになっているとの事だ。

同サイトには Linux でデバイスのモード切換えと JPEG 画像を表示するためのプログラムも掲載されている。ただし、このプログラムは SPF-107H 用であるから、SPF-75H では USB Product ID を変更する必要がある。0x2027, 0x2028 となっている箇所をそれぞれ 0x200e, 0x200f とする。手元の Ubuntu (Linux ubuntu 2.6.31-20-generic i686) と NetBSD 5.0.1/i386 で動作することを確認した。なお、NetBSD の GENERIC カーネルでは umass デバイスとして認識され、libusb を使うこれらのプログラムは動作しない。これを回避するために sys/dev/usb/umass_quirks.c に umass デバイスとして認識しないよう設定を追加する必要がある(参考 hwhack: NetBSD でEmobile D02HWを使う(1))。その上でモード切換えをしてから画像の表示ができる。JPEG 画像を表示する playusb.c プログラムでは、あらかじめ改造度を 800x480 に合わせたものを用意しておかなければならない。最低限、幅が合っていないと表示される画像が崩れたものになってしまう。

Posted by masato at 11:02 PM
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