noritag_org さんからいただいた JM Badge Board で色々試したものの中に StickOS というものがある。これは組込み用 MCU を Basic で気軽に使おうと言うもので、あすぴよパパさん(あすぴよパパのマイコン工作)が日本語で紹介されているので、他人様任せで申し訳ないが詳しくはそちらを見るなどしていただきたい。
この StickOS が標準でサポートしている MCU には同じく FreeScale 社の MCF52233 や MCF51QE128、MC9S08QE128 などがあって、DEMO ボードで実行できる。それならば最近になって増刊号で復活したインターフェース誌付録の CQ-FRK-52233 基板でも動くでしょと試してみた。
プログラムの書込みには @ele でぐらろさんから譲っていただいた TBLCF を使用した。CodeWarrior 用に加えて、CFFlasher 用の DLL も公開されているため書き込みは簡単にできる。http://hlaidet.pagesperso-orange.fr/H_TBLCF.htm から、*.dll と *.cfg ファイルを取得し、*.dll は "CFFlasher\BDM Protocol" フォルダ、*.cfg は "CFFlasher\cfg" に置けば良い。
MCF52233 版の StickOS ではシリアルまたは Ethernet 接続のコンソールを使うことができるが、それぞれ独立しているわけではなく、同じ内容が表示される。Ether のほうは微妙に不安定かな。Ether を使うなら CQ-FRK-52233 にプリインストールされている SilentC のほうが便利だと思う。また、無線通信用の zigflea に割り当てられているポートが CQ-FRK-52233 に実装されている加速度センサとぶつかっているから気になるならブリッジを切断しておくか、自分で skeleton から調整した上で build することになるが、CodeWarrior 6.3 SE (Special Edition) だと生成できるコードサイズの制限にかかってしまう。SE ではなくて Evaluation(評価版)なら大丈夫だろう。最近の Eclipse 版 CodeWarrior 10.1 評価版でも build できた(動作未検証)が、IDE 自体が大きくて、設定の変更などが少し面倒だ。
MCF51QE128 Demonstration Board ではまだ試していないが、同じ MCU を搭載する hamayan さんの DIAMOND-ACE 基板でも動く筈だ。
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