Sun 04/27, 2003

マン・レイ写真展 [Art , Camera and Photograph ]

may-ray.jpg北海道立帯広美術館においてマン・レイ写真展が開催されている。サブタイトルは「知っているマン・レイ、知らないマン・レイ。たっぷり559点」ということで意外と知られていないマン・レイの作品も展示されている。戦前の貴重なヴィンテージプリントに加え、彼の死後にプリントされたニュープリントと称されるものも非常に高いレベルで再現されている。マン・レイと言えば、後のメイプルソープ、ハーブ・リッツ等に連なるアート/ファッション写真の元祖的な存在だ。写真に関係する人にはソラリゼーションやレイヨグラフといった技法を編み出した人物と言ったほうが通りが良いかもしれない。彼の名は知らなくともその作品はきっと目にされている方も多いと思う。

展覧会では1950年以前の作品がほとんどで、アート寄りのものが多い。マルセル・デュシャンやジョアン・ミロといったアーティストの交流による作品もある。彼自身は芸術作品と商業作品を別のものとして割り切った考え方をしていたらしいが、どちらも十分に芸術的だ。私は一般に小難しい思想を振りかざす「芸術作品」よりも商業アートのほうが好きで、愛読している写真誌も「××カメラ」の類ではなくて「コマーシャルフォト」だ。

Posted by masato at 06:12 PM
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