Sun 06/02, 2013

LPC800 mini ボード [Electronics ]

LPC800miniNXP 社のキャンペーンに応募、当選した LPC800 mini ボードが届きました。NXP さん、ありがとうございます。同社の 8pin-DIP の Cortex-M0+ マイコンである LPC810 を搭載した評価基板です。小さな 8pin DIP パッケージを見ると、いよいよ 8bit マイコンとの境界がなくなってきたことを実感します。小さなパッケージはこれまでも LPC1114 とかがありましたが、DIP-8 だとまた違った感慨があります。とか言いながらも、やはり最初はLチカから。

プログラミング IF として、基板には UART および ISP 兼用のFTDI の USB-UART アダプタ対応コネクタ(J2)と JTAG/SWD コネクタ(J1)が装備されています。LPCXpresso で JTAG/SWD 接続したいところですが、LPC-LINK2 などで採用されている 1.27mm ピッチコネクタの持ち合わせがないため、とりあえず秋月電子のFT232RL USB シリアル変換モジュールと FlashMagic でサンプルプログラムを書き込みます。コネクタの RTS と CTS はダミーなので接続する必要はありません。ボード上の TXD に PC 側からの TXD を、RXD に接続します。電源は USB から供給するか、J2 の VCC に 5V を供給します。USB コネクタは電源供給専用で、レギュレータを介して MCU に 3.3V が供給されます。3.3V を ISP コネクタから直接供給する場合には R2 のジャンパを外して、未実装の R1 に実装します。UART と電源を接続し、基板の隅にある ISP と RESET のスイッチを同時に押してから、RESET、ISP の順に離すと ISP モードになります。FlashMagic ではデバイスに LPC810M02FN8、UART の COM ポートを指定、Baud Rate = 115200、Interface=None(ISP)、Oscillator=12MHz、"Erace blocks used by Hex File" と設定し、サンプルプログラムに LPC810_Blinky_0_2.hex を選んで Start! でマイコンにプログラムを書き込みます。書き込みが終了したら RESET スイッチを押してプログラムを実行します。LPC810_Blinky_0_2.hex では 1 秒周期で青色の LED1 が点滅し、115200baud/8bit/1stop で接続したシリアルターミナルには "Hello, LPC810!" の文字列が繰り返し表示されて、動作確認完了。

基板にはユーザ用の実装スペースが結構あります。前述の通り、JTAG/SWD にも対応していますが、何分 8pin しかないため、デバッグには 16-20pin の 811 か 812 を使ったほうが良さそうですね。さて、これで何を作ろう。

Posted by masato at 09:43 PM
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